各種検査
酒見内科胃腸科の検査
当院では、地域の皆さんの健康管理を行っていくために、幅広い検査項目に対応しております。
自治体が行う健康診断に沿ったものから患者さん一人ひとりに合わせたものまで臨機応変に対応いたしますので、お気軽にご相談にお越しください。
尿検査、血液生化学検査
採取した尿や血液からさまざまな成分を分析し、体に異常がないかをチェックする方法です。
例えば尿検査では腎臓の働きや尿に含まれる糖質、タンパク質の量を計測することができます。
血液検査は幅広い検診で行われ、IBD治療でも炎症の有無や貧血状態、白血球数などを測定する際に実施します。
胃・大腸内視鏡検査
内視鏡を用いて消化器官の病気がないかをチェックします。
胃内視鏡検査では食道や胃、十二指腸の様子を見ることができ、大腸内視鏡検査では大腸と小腸の様子を確認することができます。
内視鏡検査はがんの早期発見、ポリープの切除、IBD治療など幅広く使用されます。
腹部・頸動脈部・甲状腺超音波検査
超音波検査は、エコー検査のことを指します。
病気がないか確認したい部位に超音波を当て、体の内側の様子をチェックしていきます。
内視鏡検査同様にがんやポリープの有無を調べたり、肝臓や胃の様子を見たりと、いろいろな用途で用いられます。
骨塩定量(骨密度)検査
骨密度検査とは、骨を構成しているカルシウムなどのミネラルの量を測定する検査です。
骨密度を数値化することで骨粗鬆症のリスクを知ることができます。
当院ではX線骨密度測定装置を用いて検査を行います。
装置に腕を通すだけで骨密度が分かるなど、患者さんにも負担の少ない方法です。
血管伸展性(血管年齢)検査
血管伸展性検査とは、脈波伝播速度と上腕・足首の血圧比を測定することにより、血管の硬さや詰まり具合を判定する検査です。
高血圧や脂質異常症などの生活習慣病になると、血栓や動脈硬化のリスクが高まります。事前に検査を行い、血管の様子をきちんと知っておくようにしましょう。
胸部・腹部X線検査
肺や心臓など臓器の健康状態を検査するためにはレントゲンを使用します。
結核や肺炎、気管支炎、肺気腫、肺がんなどの病気をはじめ、心臓病・心肥大・胸部大動脈瘤などの病気の早期発見にもつながります。
心電図検査
心電図検査は、いろいろな場所に電極をつけることによって、心筋を伝わる電気の状態に異常がないかをチェックします。
心臓の働きに異変がないか、心筋に障害がないかを検査していきます。
24時間ホルター心電図検査
小型の心拍記録装置を24時間身につけて、長時間の心電図を記録し解析する検査です。
短時間の検査では発見できない不整脈や動悸も見つけることができます。
装置は体に装着することができるため、入院や寝たきりになる必要はなく、通常通り過ごしていただきながら検査が可能です。
経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)
経口ブドウ糖負荷試験は糖尿病を確実に診断するための検査です。
絶食状態でご来院いただき、採血と血糖値測定を行います。
その後ブドウ糖75gを溶かした水を飲んでいただき、30分・1時間・2時間後に再度血液検査を行い、血糖値の測定をします。
正常であれば空腹時が110mg/dl未満、ブドウ糖摂取後も140mg/dl未満となりますが、糖尿病の場合は空腹時で126mg/dl以上、ブドウ糖摂取後は200mg/dl以上まで上昇します。
睡眠時無呼吸症候群簡易検査
睡眠時無呼吸症候群は、簡易的な検査によって診断を行うことが可能です。
自宅で使用できるコンパクトな装置を使って、普段と同じように寝ている間検査をします。
指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を調べます。
特定健診
40歳以上75歳未満を対象とする特定健診は、病気の早期発見とは別に生活習慣病の予防も目的としています。
メタボリックシンドロームの該当者や予備群を減少させるために、特定保健指導を必要とする人を抽出するために行うという側面があります。
特定健診ではただ結果を数値でお渡しするだけではなく、結果に応じて生活習慣の改善指導の呼びかけや継続的な支援などを行い、健康状態の改善を図っていきます。
ピロリ菌に対する検査
ピロリ菌は、胃の粘膜に生息する細菌です。
ピロリ菌は一度感染すると自然に除去されることはほとんどないため、専用の除菌治療が必要です。
ピロリ菌に感染しているかどうかは、呼気や便の検査、内視鏡による検査などを行うことで調べることができます。