
コラム
おなかが痛いときに考えられる原因とは?部位や痛み方から見る病気の可能性
「ここ数日、下痢が続いている」「市販薬を飲んでも症状がぶり返してしまう」
そんな悩みを抱えていませんか?
下痢は一時的な体調不良で起こることもありますが、長引く場合には腸からのSOSサインかもしれません。
特に40代以降は、一度大腸カメラで腸の状態を確認しておくと安心です。
今回は、下痢が続くときに考えられる原因や、大腸カメラでわかる病気、検査を検討すべきサインについて詳しく解説していきます。
下痢が続くときに考えられる原因
食生活や体調による一時的な下痢
暴飲暴食、脂っこい食事、アルコールの摂り過ぎは腸を刺激して下痢を引き起こすことがあります。
また、旅行や環境の変化、強いストレスも腸の働きを乱す原因です。
このような場合の下痢は、数日以内に自然に治まることが多いでしょう。
感染症による下痢
ウイルス性胃腸炎や細菌感染による食中毒も、下痢の原因としてよくみられます。
通常は数日から1週間程度で治癒しますが、発熱や血便、脱水症状がある場合、または長引くときは受診が必要です。
腸の病気が隠れていることも
下痢が2週間以上続く場合は、消化管の病気が原因かもしれません。
考えられる疾患には以下があります。
・潰瘍性大腸炎やクローン病(炎症性腸疾患)
・大腸がん、大腸ポリープ
・虚血性腸炎
・過敏性腸症候群
特に40歳以上で便通の変化や血便、体重減少、腹痛がある場合は、大腸カメラで詳しく検査することが重要です。
大腸カメラを検討すべきサイン
次のような症状がある場合は、市販薬だけで様子を見るのではなく、大腸カメラ検査を検討してください。
・突然便通のリズムが崩れ、下痢が続く
・便に血が混じる、黒色便が出る
・下痢と便秘を交互に繰り返す
・体重が急に減少してきた
・下痢とともに強い腹痛や発熱がある
・家族に大腸がんの既往歴がある
これらのサインは、大腸の病気が隠れている可能性があります。
早めに検査することで安心につながります。
大腸カメラでわかること
大腸カメラは、腸の粘膜を直接観察できるため、微細な病変も見逃しません。
大腸がんやポリープの発見
大腸がんは初期症状が少なく、下痢や便秘の持続で見つかることがあります。
また、ポリープは将来がん化する可能性があるため、検査中に切除することでリスクを減らせます。
炎症性腸疾患の診断
潰瘍性大腸炎やクローン病では、大腸カメラで特有の炎症や潰瘍、粘膜変化を確認し、診断に役立ちます。
早期診断により、症状のコントロールや合併症予防が可能です。
その他の異常
虚血性腸炎、感染性腸炎、憩室出血、腸管狭窄なども検査でわかり、適切な治療方針を立てるための情報が得られます。
40歳を過ぎたら一度は大腸カメラを
大腸がんのリスクは40代から上昇します。
便通異常や下痢が続く場合は、一度検査を受けて腸の状態を確認しておくと安心です。
異常がなければ、医師と次回検査の時期を相談し、定期管理していくことができます。
大腸カメラ検査の流れと注意点
検査前日は食事制限があり、当日は下剤で腸をきれいにして臨みます。
検査自体は15~30分程度で、必要があればポリープ切除も行います。
鎮静剤を使用する場合、検査後は休んでから帰宅します。
当日は車の運転を控え、消化に優しい食事を心がけましょう。
下痢を繰り返さないためにできること
検査で大きな異常がなくても、生活習慣を見直すことは腸の健康維持に役立ちます。
食事改善
脂っこいものや刺激物を控え、野菜や海藻、発酵食品をバランスよく取り入れましょう。
十分な水分補給
脱水を防ぐため、こまめに水分を摂る習慣をつけてください。
飲酒・喫煙を控える
これらは腸に負担をかけるため、見直すことが重要です。
適度な運動
ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かしましょう。
ストレスケア
ストレスは腸の働きを乱す原因となるため、睡眠やリラックスできる時間を確保しましょう。
下痢が続くときは早めに検査を
下痢は一時的なこともありますが、続く場合は腸の病気が隠れている可能性があります。
特に40歳以上で便通の変化や血便、体重減少などがある場合は、早めに大腸カメラ検査を受けましょう。
原因をはっきりさせることで、適切な治療や生活改善につながり、安心して毎日を過ごすことができます。
福岡市東区香住ケ丘の「酒見内科胃腸科」
福岡市東区香住ケ丘の「酒見内科胃腸科」は、一般内科から消化器疾患の専門医療まで幅広く診療しています。
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