生活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣病とは

食事バランスの乱れや運動不足、睡眠不足、過度なストレスなど、生活のリズムが乱れると、体にさまざまな不調をきたします。

「生活習慣病」とは、そうした生活習慣の乱れが要因となって起こる病気の総称です。

生活習慣病の多くは、自覚症状の出にくいものです。
知らず知らずのうちに体に大きな負担を与えていることが多いため、健康診断などで発覚することもあります。
診断で異常を指摘された場合は放置せず、治療や改善に取り組んでいきましょう。

主な生活習慣病

糖尿病

生活習慣病と言われて多くの方が一番に思い浮かべるのが糖尿病ではないでしょうか。
糖尿病は、運動不足や食生活の乱れなど、さまざまな要因が組み合わされて起こります。多くの場合は、健康診断によって異常が見つかることが一般的です。

糖尿病自体が体に苦痛を与えることはありませんが、放置しておくとさまざまな合併症を引き起こすリスクが高いため、しっかり治療を行う必要があります。

高血圧

診察室での測定値が140/90mmHg以上、もしくは家庭での測定値が135/85mmHgを越える状態が続く場合、高血圧と診断されます。

高血圧の主な原因は塩分の多い食事だと言われています。
食事の欧米化に伴い、高血圧を抱える患者さんの数は年々増加傾向にあるのが現状です。

そのほかにも過度なストレスや運動不足、肥満などが要因となって悪化することもありますので、心当たりのある方は食生活の見直しをしてみてください。

脂質異常症

血液中の脂質が異常な値を示す状態が続くと脂質異常症と診断されます。
脂質異常症は痛みや違和感といった症状がなく、知らないうちに進行してしまうリスクの高い病気です。

脂質の多い食事や野菜不足といった食生活の乱れ、飲酒の習慣などが原因と一つとされており、改善には食事の見直しが必要不可欠です。

メタボリックシンドローム

内臓脂肪型の肥満に加えて、高血圧・脂質異常・高血糖のうち2つに該当するとメタボリックシンドロームと診断されます。
メタボリックシンドロームは、体に大きな負担がかかり続けている状態です。
しっかり改善して、大きなリスクの予防に努めていきましょう。

生活習慣病のリスク

生活習慣病を放置してしまうと、「動脈硬化」という状態になります。
動脈硬化が進んだ血管は、狭く硬くなり、血流の乱れや血栓の発生につながります。

そして動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血、狭心症といった命に関わるさまざまな病気の引き金となることを忘れてはいけません。

生活習慣病の予防は「生活の改善」から始まります

糖尿病や高血圧、脂質異常症など、生活習慣病と言われる問題はいろいろありますが、どの治療や予防においても重視すべきは「生活の改善」という部分に尽きるでしょう。
食事や運動習慣など、日々の生活を見直して、健康に過ごせるよう考えていきましょう。

バランスを考えた食事をすること

バランスを考えた食事をすること

食生活は、全ての生活習慣病に関わってくると言っても過言ではありません。

油っこい食事や塩分の多い食事ばかりになっていたり、野菜不足など栄養が偏っていたりすることはありませんか?

高血圧の方は塩分の摂りすぎに注意、糖尿病の方は野菜を積極的に摂るなど、症状に合わせた食生活のコントロールを頑張ってきましょう。

適度な運動習慣を持つこと

適度な運動習慣を持つこと

運動習慣をつけることは、糖尿病や認知症、メタボリックシンドロームのリスクを軽減することにつながります。

デスクワークの方、車移動ばかりになってしまう方など、なかなか歩く機会がない方は、少しずつ歩く習慣をつけることから始めていきましょう。

「百害あって一利なし」喫煙者は禁煙を

「百害あって一利なし」喫煙者は禁煙を

たばこは、がんや脳卒中など恐ろしい病気のリスクを高めてしまいます。

ストレスから喫煙が習慣になっている方も多いと思いますが、生活習慣病予防の一環として、たばこの本数を減らすことを意識してみましょう。
ご自身で取り組むことが難しい場合には、禁煙外来などで相談してみるのもいいかもしれません。

アルコールは適量で、休肝日を作りながら楽しむ

アルコールは適量で、休肝日を作りながら楽しむ

たばこ同様に、ストレスからお酒を多く飲んでしまう方も少なくありません。

過度な飲酒は肝臓疾患や脂質異常症、糖尿病のリスクを高めてしまいます。

お酒は適量を楽しむようにして、時々は休肝日を作ることも大切です。

質の良い睡眠は体の免疫力アップにも欠かせません

質の良い睡眠は体の免疫力アップにも欠かせません

睡眠と生活習慣病に関連があることは、あまり知られていないかもしれません。

実は、慢性的な睡眠不足は肥満や高血圧、メタボリックシンドロームを発症させるリスクを高めると言われています。

生活習慣病のリスクを少なくする睡眠時間は7時間前後です。
ぐっすり眠って免疫力を高めながら、生活習慣病もしっかり予防していきましょう。

top
炎症性腸疾患 IBD 専門サイトはこちら
0926810553 WEB予約 オンライン診療 炎症性腸疾患(IBD)専門サイト