コラム

【福岡市東区】生活習慣病は自覚症状が出にくい?気づかぬうちに進行するリスクとは

「健康診断では少し数値が高いと言われたけれど、自覚症状はないから大丈夫だろう」

そのように考えてはいませんか。

生活習慣病は、初期にはほとんど自覚症状が出ないことが多く、気づかぬうちに進行してしまう病気です。

知らない間に動脈硬化や血管障害が進み、重大な疾患の引き金になることもあります。

この記事では、生活習慣病がなぜ自覚症状が出にくいのか、どのようなリスクがあるのか、そして予防のためにできることを解説します。

 

1.生活習慣病とはどのような病気なのか

生活習慣病は、その名のとおり日々の生活習慣が深く関わる病気です。

不適切な食事、運動不足、喫煙、過度の飲酒、ストレスなどが積み重なることで発症リスクが高まります。

主な生活習慣病には次のようなものがあります。

1.1.高血圧症

血管に常に強い圧がかかり、脳や心臓、腎臓に負担をかける病気です。

1.2.糖尿病

血糖値が慢性的に高くなる病気で、放置するとさまざまな合併症を引き起こします。

1.3.脂質異常症

悪玉コレステロールや中性脂肪が増え、動脈硬化を進める原因となります。

1.4.メタボリックシンドローム

内臓脂肪型肥満に加え、高血圧・高血糖・脂質異常のいずれかが組み合わさった状態です。

これらの病気は単独でも危険ですが、複数が重なると心筋梗塞や脳卒中といった重大な疾患のリスクが飛躍的に高まります。

 

2.なぜ生活習慣病は自覚症状が出にくいのか

生活習慣病は、進行しても痛みや違和感といった明確な症状が現れにくいのが特徴です。

それには次のような理由があります。

2.1.ゆっくりとした進行

血管の傷みや血糖値の上昇、血圧の変化は少しずつ起こります。

日常生活で違和感を感じるほどの変化ではないため、本人は気づかないことが多いのです。

2.2.身体が慣れてしまう

高血圧の場合、血圧が高い状態が続いても「頭痛がする」「ふらつく」といった症状が出ないことがほとんどです。

糖尿病も、血糖値がかなり高くなるまで症状が出にくく、喉の渇きや多尿、疲労感が出て初めて異変に気づく方もいます。

2.3.動脈硬化は無症状で進む

高血圧や脂質異常症が原因で進む動脈硬化は、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる事態を引き起こすまで、全く症状が出ないことがあります。

 

3.自覚症状が出にくいからこそ怖い合併症

生活習慣病を放置することで起こり得る重大な合併症を知っておきましょう。

3.1.心筋梗塞・狭心症

動脈硬化によって心臓の血管が詰まり、胸の痛みや圧迫感、呼吸困難を引き起こします。

突然死の原因になることもあります。

3.2.脳卒中

脳の血管が詰まったり破れたりして、麻痺や言語障害、意識障害を引き起こします。

3.3.糖尿病の合併症

網膜症による失明、腎症による人工透析、神経障害による足の潰瘍や壊疽などが進行します。

3.4.腎機能障害

高血圧や糖尿病による腎臓のダメージが進み、慢性腎不全になると人工透析が必要になることがあります。

 

4.健康診断や検査で初めてわかる異常値

生活習慣病の早期発見に役立つのが、定期的な健康診断です。

次のような値に注意が必要です。

血圧:140/90mmHg以上

空腹時血糖:110mg/dL以上

HbA1c:5.6%以上で注意、6.5%以上で糖尿病が強く疑われます

LDLコレステロール:140mg/dL以上

中性脂肪:150mg/dL以上

異常値を指摘された場合、体調に変化がなくても放置せず、医療機関での相談が大切です。

 

5.生活習慣病の進行を防ぐためにできること

5.1.食生活の見直し

野菜中心、減塩、低脂肪を意識し、糖質の取り過ぎにも気をつけましょう。

暴飲暴食や深夜の食事は控えるのがおすすめです。

5.2.適度な運動

ウォーキングや軽い筋トレを週150分程度続けることで、血糖値や血圧、中性脂肪の改善が期待できます。

5.3.禁煙・節酒

たばこは血管を傷め、動脈硬化を進行させます。

アルコールの飲み過ぎも生活習慣病を悪化させるため、適量を守りましょう。

5.4.ストレス管理

ストレスは自律神経やホルモンの働きを乱し、生活習慣病を悪化させます。

休息やリラクゼーションを意識し、心身の負担を減らしましょう。

 

6.健康診断を「受けっぱなし」にしないために

6.1.結果を見たら次の行動を決める

健診で異常を指摘された場合は、そのままにせず医師に相談し、必要な再検査や治療、生活指導を受けることが大切です。

6.2.特定健診やメタボ健診の活用

40歳以上の方は特定健診を毎年受け、結果に基づいた保健指導を活用しましょう。

協会けんぽや自治体の補助を使えば、費用負担を抑えつつ受診できます。

 

7.自覚症状がなくても生活習慣病を放置しないことが大切です

生活習慣病は自覚症状がないまま進行し、ある日突然、重大な疾患を引き起こすことがあります。

健康診断の数値や医師からの指摘を「今は元気だから」と見過ごさず、早めの対策を始めることが将来の健康を守ります。

日々の小さな積み重ねが、大きな病気の予防につながりますので、ぜひ今日から意識してみてください。

 

福岡市東区香住ケ丘の「さけみ内科・内視鏡IBDクリニック」

福岡市東区香住ケ丘の「さけみ内科・内視鏡IBDクリニック」は、一般内科から消化器疾患の専門医療まで幅広く診療しています。

地域に根ざした「かかりつけのクリニック」でありながら、消化器疾患において専門の医療を必要とする方の受け皿としても対応し、さまざまな患者さんの健康と向き合ってまいります。

患者様と一緒に治療を考え、ご納得いただける診療をお約束いたしますので、お困りのことがありましたらいつでもご相談にお越しください。

さけみ内科・内視鏡IBDクリニック

TEL:092-681-0553

住所:〒813-0003 福岡県福岡市東区香住ヶ丘3丁目3-13

この記事の監修医師

さけみ内科・内視鏡IBDクリニック 医師

医師 酒見 亮介

経歴・資格・所属学会

  • 日本内科学会 総合専門医
  • 日本消化器病学会 専門医、九州支部評議員
  • 日本消化器内視鏡学会 専門医
  • 日本消化管学会 胃腸科専門医、指導医
  • 日本炎症性腸疾患学会 学会員
  • 日本消化器病学会 学会評議員
  • 日本消化器内視鏡学会 九州支部評議員
  • 日本炎症性腸疾患学会 専門医、指導医

受賞歴

  • 2014年 胃と腸 年間最優秀症例賞受賞
  • 2019年 日本炎症性腸疾患学会 学術集会ポスター優秀賞 AOCC、UEG travel grant取得
医師 酒見 亮介

クリニック紹介・アクセス

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〒813-0003 福岡県福岡市東区香住ヶ丘3丁目3−13
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