
コラム
福岡市東区で血便が出た方へ
福岡市東区にお住まいの皆さまこんにちは、さけみ内科・内視鏡IBDクリニック副院長の酒見亮介です。
突然ですがみなさまは血便をご存じでしょうか?
私も血便の経験がありますが、とてもびっくりするし不安になりますよね。
突然の血便を目にすると、とても驚き、不安や困惑を抱くのは当たり前のことです。
●たまたま痔が出血しただけと思いたい
●大腸カメラは痛そうだし怖くて気が進まない
●ネットで調べたら怖いことが書いてあった。怖い病気だったらどうしよう
と、現実から目を背けたくなるような葛藤を抱くのはごく自然な反応です。
しかし、血便は体からの大切なSOSサインです。
まずは血便が出た原因を正しく知ることが、ご自身の健康とお体の安心を守る第一歩となります。
症状や経過からわかる「血便」の主な原因と患者様ケース
血便と一口に言っても、その原因や現れ方は様々です。患者様の実際の症状や経過から、原因をある程度推測することができます。
代表的な5つの疾患ケース
【切れ痔・痔核】排便時の痛みを伴う真っ赤な血便
固い便を排便する際に力んでしまい、肛門の粘膜が切れたり(切れ痔)、もともとある痔から出血するケースです。
排便時に強い痛みを伴い、便器や紙に鮮紅色の血液が付着します。【大腸憩室出血】予兆のない突然の真っ赤な血便
痛みや予兆が一切なく、突然真っ赤な血便が出るケースです。大腸の壁が外側に飛び出した「大腸憩室」から出血を起こしており、自然に止まることもありますが、内視鏡での止血処置が必要になる場合もあります。【虚血性腸炎】激しい腹痛・下痢のあとに起きるワイン色の血便
夜間などに激しい左腹部痛と水様下痢におそわれ、その後にワイン色の血便が出るケースです。大腸の血流が滞ることで炎症を起こすとされる病気で、腸管を安静に保つことで自然と改善していきます。【潰瘍性大腸炎・感染性腸炎】数ヶ月続く下痢や粘液混じりの血便
排便回数が増え、下痢や軟便に血液・粘液が混じるケースです。
大腸に慢性的な炎症が起きる潰瘍性大腸炎のほか、鳥刺しなどの生もの摂取後に発熱や腹痛を伴う場合は、カンピロバクターやO-157などの感染性腸炎が疑われます。【大腸がん】「痔」と思い込んで放置していた血便と便の狭小化
以前から血便があったものの「痔だろう」と経過を見ていたところ、次第にお腹の張りや便の細さ、血便量の増加が現れたケースです。精密検査を行った結果、進行した大腸がん(直腸がん)が発見されることがあります。
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「痔のせいにして放置」はNG!知っておくべきリスク
血便が出た際によくある誤った対処法と、そのリスクについて解説します。
「たまたま痔の血が出ただけ」と思い込むリスク
実際に痔をお持ちの方であっても、「痔からの出血」と「大腸奥のポリープや大腸がんによる出血」が同時に起きている可能性は十分にあります。
「いつも痔だから大丈夫」と自己判断で完結させてしまうのは大変危険です。
早期発見できれば大腸がんは怖くない
大腸がんは進行するまで腹痛や便通異常などの自覚症状が出にくい病気ですが、早期の段階で発見・治療できれば非常に高い確率で良好な経過が期待できます。
血便というサインを見逃さず、早期に対処することが何より重要です。
確実な原因特定へ!「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)」が必要な理由
血便の原因を正確に特定し、適切な治療を行うためには、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)による精密検査が不可欠です。
✅腸粘膜を直接観察できる確実な検査
症状や経過から原因を推測することはできても、正確な診断には内視鏡による直接の観察が必要です。どこからどのような理由で出血しているのかを正確に特定します。
✅ポリープの同時切除・治療対応
検査中に将来がん化する可能性のあるポリープを発見した場合、その場で日帰り切除などの処置を行うことが可能です。
✅痛みを抑えた安心の検査体制
当院では鎮静剤を使用し、うとうと眠っているようなリラックスした状態で検査を受けられる体制を整えています。検査に対する不安や痛みを大幅に和らげます。
まとめ:血便を早期発見のチャンスと捉えて早めの検査を
血便という症状一つをとっても、軽度の切れ痔から大腸がんまで原因は多岐にわたります。血便が出た際は「痔だろう」と自己判断で放置せず、早期発見・早期治療の絶好の機会として捉えてください。
当院では、患者様が安心して検査を受けられるよう温かいサポート体制でお迎えいたします。血便でお悩みの方や不安をお持ちの方は、放置せずにお早めに診察のご予約をお取りください。
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