
コラム
【福岡市東区】消化器内科とは? こんな症状があるときは消化器内科へ
「最近、胃の調子が悪い」「お腹の痛いことが多い」「下痢や便秘が続いている」このようなお腹の症状があるときに何科を受診したらよいのか迷ったことはありませんか?
消化器内科は、食道・胃・腸といった消化管だけではなく、肝臓や胆のう・膵臓など、食べ物の消化や吸収に関わる臓器の病気を専門とする診療科になります。お腹の症状には、一時的な体調不良によるものから、専門的な検査や治療が必要な病気まで、さまざまな原因があります。
今回は、どのような症状があるときに消化器内科を受診するとよいのかを紹介してみたいと思います。
どんな症状があるときに消化器内科を受診する?
次のような症状がある場合には、消化器内科への受診をおすすめします。
① 胃の痛み・胃もたれ・胸やけ・げっぷがよく出る・吐き気・喉がつかえる
みぞおちの痛み、食後の胃もたれ、胸焼け感、酸っぱいものが上がってくる感じ、口の中が苦いなどの症状は、逆流性食道炎、胃炎、胃・十二指腸潰瘍などでみられる症状です。
あまり知られていませんが、咳が続いている患者さんの中には胃酸の逆流が原因で咳が続いており、その割合は約3%との報告があります。
また、胃カメラでは明らかな異常をみとめずに胃のはたらきが低下することで症状が生じる機能性ディスペプシアなどの病気が原因となっていることもあります。
② 腹痛・お腹の張り・食欲がない
腹痛や、お腹が張る感じ、食欲がない症状が続く場合も、消化器内科で相談できる症状です。
腹痛は急におきた腹痛なのか、以前より認めている腹痛なのか、腹痛が継続する時間や腹痛の場所によっても考えられる病気が変わります。
急に右下腹部が痛くなった時には虫垂炎(盲腸)や憩室炎を考えますし、右上腹部なら胆嚢炎や胆石症、左側下腹部なら虚血性腸炎、みぞおちの痛みは胃炎や胃・十二指腸潰瘍の可能性があります。また背中も痛む際には急性膵炎、尿管結石などが考えられます。
以前より腹痛を認めている際には便秘や過敏性腸症候群、大腸がんなどが原因の可能性もありますし、腸の炎症などが隠れている場合もあります。
③ 下痢・便秘が続く
下痢や便秘は日常的によくみられる症状ですが、長く続いたり、何度も繰り返したりする場合には注意が必要です。単なる便秘と考えていたら大腸がんによって便が出なくなることもあります。
また過敏性腸症候群のほか、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患(IBD)が原因となることもあります。
特に、下痢に血液が混じる、腹痛を伴う、体重が減少するといった場合には、大腸がんや炎症性腸疾患の可能性も考えられるため早めに消化器内科を受診しましょう。
④ 血便・黒い便が出る
便に赤い血が混じる、排便時に出血する、便が黒くなるといった症状は、消化管からの出血のサインである可能性があります。
痔による出血のこともありますが、大腸ポリープ、大腸がん、炎症性腸疾患、などが原因となる場合もあります。痔による出血と考えずに消化器内科を受診し大腸カメラの必要性について相談をしてみてください。また黒い便が出た時は胃・十二指腸潰瘍の可能性がありますので胃カメラを受けると良いでしょう。自己判断せずにまずは医療機関を受診することが大切です。
⑤ 吐き気・食欲不振・原因不明の体重減少
吐き気や食欲不振が続く、食事量を変えていないのに体重が減るといった症状にも注意が必要です。
これまでに述べてきた胃や腸の病気だけでなく、肝臓・胆のう・膵臓などの病気が関係している可能性もあります。
健康診断で異常を指摘されたときも消化器内科へ
消化器内科は、お腹に症状がある方だけが受診する診療科ではありません。
健康診断で次のような異常を指摘された場合にも相談できます。
- 便潜血検査で陽性となった
- 肝機能の数値(AST・ALT・γ-GTPなど)が高い
- 腹部エコー検査で脂肪肝や胆のうポリープを指摘された
- ピロリ菌感染を指摘された
- 胃のバリウム検査で異常を指摘された
特に、便潜血検査で陽性となった場合には、症状がなくても大腸がんや大腸ポリープの可能性があるため大腸カメラによる精密検査が推奨されます。
一般内科と消化器内科はどう違う?
一般内科は、高血圧、糖尿病、高脂血症の生活習慣病から発熱や頭痛、風邪、倦怠感など幅広い症状や病気に対応する診療科になります。
消化器内科ではお腹の症状や消化器の病気について、より専門的な診断や治療を行います。
必要に応じて血液検査、腹部エコー検査、胃カメラ、大腸カメラなどを組み合わせ、症状の原因を詳しく調べていきます。
もちろん、消化器内科を受診したら、必ず胃カメラや大腸カメラが必要となるわけではありません。症状や診察結果に応じて、適切な検査・治療を検討することも消化器内科の重要な役目となります。
お腹の症状を「いつものこと」と思っていませんか?
「以前から胃が弱いから」「ストレスで下痢をしやすいので」「便秘は昔からだから」
このように、長く続いている症状をそのままにしている方もおられます。
しかし、繰り返す症状や便通の変化の中には、治療が必要な病気が隠れている可能性があります。
また、胃がんや大腸がんなどは、発病初期の頃には自覚症状がほとんどない場合が多い病気になります。
症状が続いている場合やいつもと違うなとお腹の変化を感じた場合には、一度専門医に相談することをおすすめします。
ただ、突然の激しい腹痛、吐血や大量の血便を認め意識が遠のくような症状がある場合には、通常の外来受診を待たずに救急医療機関への受診も検討してみてください。
福岡市東区でお腹の不調にお悩みの方は、さけみ内科・内視鏡IBDクリニックへ
さけみ内科・内視鏡IBDクリニックでは、一般内科診療のみならず、消化器内科医として消化器疾患の診断・治療、胃カメラ・大腸カメラによる内視鏡検査を行っています。
また、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患の専門的な診療にも力を入れており幅広い消化器疾患の診療を行っています。
「どの診療科を受診すればよいかわからない」「この程度の症状で受診してもよいのかな?」と迷われている方も、まずはお気軽にご相談ください。
患者さんひとりひとりの症状やお悩みに寄り添いながら、適切な診断と治療に努めていきます。
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